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Web制作の怖いトラブル!お金振り込まれない・訴訟を起こされる

Web制作のフリーランスがお金を振り込まれない、訴訟を起こされるなど怖いトラブルを防ぐ方法を紹介します。

ゴロニャン

フリーランスのトラブルが怖い。会社と違って自分が全責任追うし
事前確認で防げることをしよう

ニャンニャン

フリーランスがWeb制作案件で起こりやすいトラブルの原因の一つは「制作前に確認が足りないこと」で、トラブルの多くは事前確認で防ぐことができると思います。

Web制作の怖いトラブル

  • お金を振り込まれない
  • 訴訟を起こすと脅される

今回はWeb制作のトラブルの中でも、制作物を納品したのにお金を振り込まれないこと、訴訟を起こすと脅されるのを防ぐことについて紹介します。

 

Web制作の怖いトラブルを防ぐ方法!

以下の事前確認をしておくとよいんじゃないかと思います。

  • 着手時期、納品、検収期間
  • スコープ
  • 進め方
  • 変更、キャンセル、著作権移転時期
  • お金が振り込まれない場合

 

1.着手時期、納品の定義と時期、検収期間

1.着手時期

Web制作を開始する時期を決めておきましょう。

これを決めておくことにより、Web制作を着手してからキャンセルされて「無駄な作業をしてしまう」リスクを減らすことができる可能性があります。

例:「前金として合計価格の20%を先にいただいてから着手する」などと決めます。

 

2.納期と納品の定義

「Web制作物の提出はいつまでか」と「Web制作物の『完了』の定義」を確認しておきましょう。

前者は、何日何時何分までの提出か決めておき、

後者は、例えば、「サーバーにアップロードするまで」など、納品の定義を決めます。

 

3.検収期間

検収とは、納品後にクライアントにWeb制作物をチェックしてもらう作業です。

検収時期を定めていないと、納品をしてもいつまで経っても対価が支払われないリスクがあります。

例えば「納品後、検収期間を10日以内にする。」などと決めます。

 

2.スコープ

1.動きの実装範囲

コーディング単体案件の場合は、psdデータだけを見て見積もりをするのではなく、どのような「動き」が必要なのかよく確認をしましょう。

例えばpsdデータではわからないアニメーションなどの動きがある場合、見積もりが変わってきます。

 

2.デザイン案の数

デザインが決まらない、デザイン変更がエンドレスでWeb制作が終わらない、などという事態を防ぎましょう。

例:「デザイン案は何案までか」決めておく。

 

3.サーバー・ドメイン取得や運用の有無

新規にWebサイトを制作する場合は、サーバー・ドメインの取得や、サーバーの運用を受注者が行うか否か決めておきましょう。

例:「サーバー・ドメイン取得を代行する場合はX万円いただく」「運用を行う場合はX万円いただく」などと決めます。

ちなみに初心者がサーバーを取得するなら使いやすくてオススメはエックスサーバーです。理由はこちら

 

サーバーへのアップ、環境設定の有無

FTPサーバーにアップする必要があるか否か確認しましょう。

慣れていないと方法がわからず時間がかかってしまうこともあり、納期や見積もりに影響を及ぼします。

 

ブラウザ・スマホ対応

どのブラウザまで対応するかを決めます。

スマホサイズはどこまで対応するか決めます。

 

コーディング記述形式

stylesheetをCSSで書くか、sassで書くかなど確認しておきましょう。

また、制作会社からの案件の場合に多いですが、コーディング記述形式に企業独自の決まりがないかを確認しましょう。

工数や納期に影響を及ぼすかもしれません。

 

3.進め方

進め方を提示し、それで良いか確認しておきましょう。

クライアントが「当然あると思ってた」ステップを確認不足で抜いてしまうことで、トラブルが起こる可能性があります。

例えば自分の場合は、「以下のような流れで行う」という情報を伝えています。

  1. 見積もりする上で必要な情報」を伝えていただく
  2. こちらから見積もりを提出する
  3. 前金としてお振込みいただく
  4. ヒアリングシートにご記入いただく
  5. ヒアリングシートを元にサイトデザイン案を提出
  6. サイトデザインを合意後に、開発して完成物を提出
  7. 残りの契約金額をお振込

 

4.変更、キャンセル、著作権移転時期

1.変更対応

Web制作の仕様変更があったときの、対応可否や料金を決めておきましょう。

複数案件を持っているフリーランスが少なくないですが、常に「変更対応可能」としていると対応する時間が足りないかもしれません。

 

2.キャンセル

途中で、発注者または受注者がキャンセルした場合の、制作物の著作権、料金の支払いを事前に決めておきましょう。

「無駄な仕事」が発生しないようにすべきです。

 

3.著作権移転時期

Web制作物の著作権移転の時期を明確にしましょう。

例:金銭が全く支払われていないときは「受注者側」に著作権があるとすることで、急に発注者が音信不通になった場合も受注者側が著作権を主張できます。

 

5.お金が振り込まれない

契約書結んでも、内容証明送っても、無視されて振り込まれないことがあります。その場合、少額訴訟を起こすことになります。

1番安心なのは、怪しそうな人を最初から見極めて仕事をしないことです。

ただし難しいので、もしこのような事態に陥りそうだったら、法テラスで弁護士に相談してみましょう。

 

まとめ

最初にクライアントと確認しておくだけで大幅にトラブルが減ります。

確認は最初はお互いにとって面倒ですが、トラブルを防ぐことで、クライアントの満足度も最終的に上がり、リピートや紹介につながる可能性があります。