フリーランスエンジニアとして9割の案件は営業なしで受注しました。営業パートナーもおらず、知り合いや初めて会った人に声をかけたり、facebookで案件くださいという表明もしていません。どのように営業なしで案件をいただいているのか解説します。
*フリーランスエンジニアといっていますが、マークアップエンジニアのことです。
大変ありがたいことに
自分が受注したウェブ制作案件の9割は営業なしでいただいたものです営業パートナーはおらず、
知り合いや会った人に声かけたり、
facebookで案件ください表明もしていません。需要あれば、どう営業なしで案件を受注しているか書きます
なければツイート消す(お決まり)— ふる🇹🇭 (@guutenx) 2018年8月30日
目次
フリーランスエンジニアが営業なしで案件受注する方法
上から難易度が低い順に紹介しています。
- エージェント登録
- 制作会社から継続受注
- 知り合い(フリーランス・経営者)
- 営業パートナー
- SNS・ブログ
難易度が低い順に、営業方法を紹介します。
2.エージェント登録
フリーランスエージェントに登録して案件を紹介してもらうというものです。
無料登録をしておくと、案件の紹介がきたり、エージェントに相談できます。
と言っても美味しい話ばかりではないので、デメリットも紹介。
エージェントを使うデメリット4つ
- 初心者向けの案件はないと思って良い
- 経験の浅い人はフルリモート案件は少ない
- 時給制の案件が多い
- エンジニア・デザイナー経験者向け
初心者で未経験向け案件はないと思った方が良いので、すでにスキル・経験がある人向けです。
経験的には、エンジニア・デザイナー以外にも、ITコンサル、webディレクター、SE経験がある人にも有利です。
おすすめエージェント1:Midworks

有名で評判が良いのはMidworksです。
Midworksの特徴
- 50万円/月以上の案件が多い
- 年金や保険など社員同等の福利厚生で、保険は半額負担
- 賠償責任補償や健康診断優待のある「フリーランス協会」
- freeeの無料利用や弁護士の無料紹介などの「税務保障」
- 保険補助、映画やレストランが割引の「リロクラブ」
- 仕事がなくとも給与保証
- 書籍・勉強会は1万円、交通費を3万円まで保証
Midworksの案件例
- マークアップ
- HTML、CSSを活用したweb制作経験が2年以上、バージョン管理システムを用いたファイル管理など
その他エージェント2:PE-BANK
こちらは私は使ったことがないのですが、リモート案件が他のエージェントよりも多そうで、気になったので紹介。
PE-BANKの特徴
- 平均年収800万円以上
- 取り扱い案件常時5万件超
- 確定申告サポート
- 請求や入金の確認、売上の回収業務など事務作業の代行
- 技術系資格試験、研修の料金補助、IT書籍購入割引
- 定期健康診断補助金
- 入院時の医療費給付など共済会制度に加入できる
PE-BANKの案件
例えばHTML5で検索すると、以下のような案件が出ました。javascriptが一緒に必要な案件が多いようです。
デザイナー案件もあります。
2.制作会社から継続受注
制作会社からの下請けで受注する方法です。最初に営業をかけて継続案件をもらうという方法なので、最初だけ営業が必要です。
継続的に案件がもらえる可能性が高いので、まずは地元の制作会社に営業をかけてみましょう。
制作会社案件の受注の流れは以下の記事を参考にしてください。
初心者は、単価が安く、納品基準が厳しめと思って良いです。
3.知り合いから受注する
web制作需要のある知り合いがいる場合
すでに経営者などの知り合いがいる場合は、facebookやtwitterなどで状況報告してみましょう。
私の場合は、「会社辞めてバンコクのエンジニアシェアハウスに住んでいます。」という近況報告をしたくらいですが、「会社を辞めて海外で一体何をしているのか?」と思われて、何人かから連絡が来てそのまま案件受注につながりました。
「web制作案件を受注したい」という投稿はしてません。理由は経営者が知り合いに多くないのと、「仕事に困っているのかな、じゃあ低単価でお願いできそう!」と、思われたら嫌だと思ったからです。
あと、知り合いと仕事でトラブル起こったら面倒なので、お互い納得いく形で仕事が進まなさそうな場合は引き受けるのをやめましょう。
web制作需要のある知り合いがいない場合
経営者の交流会に参加して中小企業やベンチャーの会社の経営者と知り合いになったり、フリーランスコミュニティに入り受注すると良いかと思います。
フリーランスコミュニティでは、「案件なくて暇です」などと軽く漏らす、自分の制作物を見せて実力を知ってもらう、などすれば、仲間から仕事を分けてもらえると思います
4.営業パートナーの仲介
他に挙げられるのが営業パートナーの仲介という方法です。
営業パートナーに自分のweb制作のプランの資料やポートフォリオを渡して、実際仲介して成約した場合に、その分の仲介手数料を支払います。例えば、成約した金額の10%とかです。
営業パートナーの例であげると、よく経営者などと仕事で会う保険などの営業マンや、バーテンダー、ベンチャーの営業の方に頼む人がいるようです。
ただ、営業パートナーを見つけるのが結構難しいのが難点です。
5.SNS・ブログで受注する
- 武器をPRする
- 属性をPRする
武器をPRする
フリーランスの営業受注に有利になる武器とは「スキルや経歴や知識など相手を信頼させる要素」のことです。
これをPRするのが大事な理由は、自分をブログやtwitterで初めて知った人は、自分のことをほぼ何も知らないし、「オンライン」かつ「知らない人に頼む」わけなので信用できるか否かが最も大事だからです。
私も、最初はtwitterやブログに学歴や経歴を載せるのは恥ずかしかったですが、今では信頼性のUPに繋がり、載せてよかったと思います。
フリーランスエンジニアの営業受注に有利になる武器の例
- 知識やスキル(例えばブログに記事書いたりTwitterで発信)
- 制作物
- 制作数
- ブロガーやライターならPV数
- 経験業務
- 経験業界
- 学歴
- 経歴
- 専攻
上記の事項以外にも書けることはあると思いますが、特別なスキルや経験ないって方は、「自分で作った制作物の質でアピール」しましょう。また、アピールになるか自信がある/ないに関わらず、みんな何か経験しているはずなので、それを書きましょう。
ただし「受注する」という点で信頼につながらない要素は書かなくても良いかなと思います。例えば、バイトを3日で辞めた、プログラミング苦手、デザインセンス無い、ニート、等。
フリーランスエンジニアの営業受注で有利になるTwitter投稿の例
🖍️CVを上げるためのLPデザイン④
💡訴求点のズレをなくす
ex.美白を推し出しているのに、アンチエイジングの説明が長い💡イメージのズレをなくす
ex.高級レストランを掲げながら、サイトイメージがポップ💡読み手の欲求や恐れを刺激する
人は感情で動く💡出だし3-5行で読み手が将来を描ける
— ふる🇹🇭 (@guutenx) 2018年8月24日
このような投稿をすることで、CV率を上げるウェブデザインについて知識あるよ、というアピールになっているかと思います。
フリーランスエンジニアの営業受注で有利になるブログのプロフィール
顔やがわかる写真を載せることで、仕事を投げ出して逃げはしないだろうという担保になっているかと思います。また、法律が分かっていて、英語ができる、というアピールもしています。
(追記:最近web制作受注よりもブログ読者向けにプロフィール内容を変えたので、全部参考にはできないと思います)
営業するためにブログに書くべき内容としては以下を参考にどうぞ
属性をPRする
属性とは、年代や性別、趣味など、その人の個性のことです。
例えばわたしの場合は、20代女性、美容、kpop、海外が好き、という感じです。これだけで少しはどんな感じの人か想像ができると思います。これをPRすることで20代女性向けのデザイン案件が来たりします。
フリーランスエンジニアの営業受注に有利になる自分の属性のPRの例
- 年代
- 性別
- 趣味
- 居住地
- 見た目 (雰囲気)
上記のような要素がPRできるものです。
このように自分の属性をPRする理由は、「ウェブ制作(デザイン)を頼む相手」を「購買ターゲット」と同じにしたいと考えるクライアントがいるからです。そのターゲット自身が制作することで買いたくなるようなデザインができるからです。
フリーランスエンジニアが営業なしで受注するまとめ
フリーランスは営業なしで受注できます。わたしは結局フリーランス独立1ヶ月目のみ営業をして、それからは一切受注をせず会社員レベルの収入を得ています。
ただ、フリーランスが営業することを否定しているわけではなく、営業して受注するのが得意な人は営業すれば良いと思うので、自分に合った方法で受注するのが良いと思います。
「営業なし」ではありませんが、最近新しい営業方法も見つけたので是非参考にしてみてください。