UIUXデザインの手法を初心者向けに5分で解説します。
初心者でもうまく使えば、良いデザインや商品・サービス設計に役立ちます。
よく、現場では使うのが難しいと言われますが、やってみてユーザーの体験が向上すればOKなので、細かいことは気にせず使ってみましょう。
目次
UIUXデザインの手法は手段にすぎない
UIUXデザインの手法を使う目的は、当たり前ですが「UXを改善すること」です。
これにより、ターゲットが感じる不満を洗い出し、取り除くことが目的です。
「手法」なので、手段に過ぎません。
必要ないと思ったり、うまく使えないと思ったら使わなくても良いです。手段が目的化しないように気をつけましょう。
Webサイト制作の場合は、この手法を使うことで「CVするか」が、使うか否かを決めるポイントです。
UIUXデザインの手法を5分で解説
気張らずに5分でUXデザインの手法を学んでみましょう。
学んだことは使わなければ意味がないので、Web制作で実際に使えそうな場面も紹介します。
ペルソナ設計
ペルソナ設計とは
商品・サービスのターゲット像を具体的に設定することです。年代、仕事、プライベートなど具体的に決め、その商品・サービスを使用する状況や使い方を明確化することで、よりUXの設計をしやすくします。
ペルソナ設計が使える場面
Webサイトを見て購入や新規登録などCVするターゲット像を詳細に決める。
何歳で、何の職業で、どこで、何時頃にWebサイトを見る可能性があるのか、何にこだわりを持っているのか、どこにお金を使うのか、などを設定してみましょう。
設定するポイントは、WebサイトのCVに関わるか否かです。ここで時間をかけすぎるのはもったいないです。
デプスインタビュー
デプスインタビューとは
ターゲットにインタビューを行い、定性的な調査を行うこと。ある商品サービスを使うことに対して、いつ、どこで、どのように使うのか、ということや改善ポイントを深く聞き出すことで、商品の課題を明確化すること。
デプスインタビューが使える場面
競合Webサイトを見るなどして、どのようにそのWebサイトを見て、どのようなことを感じるのかを深く聞き出しましょう。
カスタマージャーニーマップ
カスタマージャーニーマップとは
ターゲットが商品・サービスを知り、利用するまでの流れを可視化すること。商品・サービスを使うときの感情を可視化して、UXの改善をはかることができる。
カスタマージャーニーマップが使える場面
ユーザーがサービスを知り、利用するまでの場面や流れ、感情を洗い出し、UXの改善を図りましょう。
例えば夜寝る前にベッドで読まれるものだとしたら、落ち着いた配色で目を疲れさせず、スマホ対応しているものにする必要があります。
ユーザビリティーテスト
ユーザビリティーテストとは
商品・サービスの試作品が完成したら、ターゲットにそれを利用してもらうこと。ここで出た課題を元にブラッシュアップしていく。
ユーザビリティーテストが使える場面
Webサイトが完成したら、ターゲットになりそうなユーザーに実際に使ってもらい、そのWebサイトでCVをしそうか(例えば、商品・サービスを買いたくなるか)フィードバックをもらいましょう。
やって見ると例えば、速度が遅くてイライラした、色が多過ぎてチカチカした、文字が小さくて読みにくかったので、「商品購入を検討する前にWebサイトから離脱した」など様々な意見が出ます。
フィールド調査
フィールド調査とは
外に出て対象の商品・サービスをユーザーが使っているシーンを実際に見て、ユーザーの行動を評価すること。合わせてユーザーになぜそのような行動をとったのかなどをインタビューするとより良い気づきが得られます。
フィールド調査が使える場面
競合Webサイトを見たときにどのような反応をするのかを見てみる。
「サイトに長く滞在してよく検討するか」「すぐに購入するか」「他のサイトをみて比較検討するか」「すぐWebサイトから離脱するか」などの行動を読み取ることができ、
その時とった行動の理由をインタビューをすることで、気づきが得られます。
視線追跡
視線追跡とは
Webページなどでユーザーの視線がどう動くか分析すること。ユーザーはWebサイトをどのような流れで読んだのか、Webサイトのどの部分がユーザーの目を引いたのかを知ることができます。
視線追跡が使える場面
ツールがないと難しそうですが、Webサイトの背景を知らない人に見てもらい、そのサイトを見て何を理解したか、何が心に残ったか、どこが目を引いたかなどを観察したり、観察することで使えそうです。
UIUXデザインの手法まとめ
UXデザインの手法は、初心者でもうまく使えば、良いデザインや商品・サービス設計に役立ちます。
よく、現場では使うのが難しいと言われますが、やってみて、UX(ユーザーの体験)が向上すればOKなので、細かいことは気にせず使ってみましょう。
UXデザインの手法を使う目的は、当たり前ですが「UXを改善すること」です。
「手法」なので、手段に過ぎません。必要ないと思ったり、うまく使えないと思ったら使わなくても良いです。
手段が目的化しないように気をつけましょう。Webサイト制作の場合は、この手法を使うことで「CVするか」が使うか否かを決めるポイントです。