駆け出しフリーランスエンジニアが失敗して月8万円以下の生活になるパターンを紹介。
ここでのエンジニアはコーディング(web制作)と定義して紹介します。
目次
駆け出しフリーランスエンジニア収入8万円の内訳
実際、駆け出しフリーランスの単価で計算したら、ありえそうだなと思った収入を想定して紹介します。
収入8万円の内訳
- クラウドソーシングAでLP案件:1.5万円
- クラウドソーシングBでLP案件:1万円
- 制作会社AのLP案件:2万円
- 友達のLP案件:3万円
- ライティング副業:4000円
- ブログ:1000円
合計8万円
月に5件受注しても月収8万円
これは実際に、駆け出しのフリーランスエンジニアがWeb制作開始から、1~3か月目くらいの収入としてありえそうです。
クライアントから受注した案件数が5件は、初心者の月の営業成績としては結構優秀だと思います。
ただし今回の例のように「単価が低すぎて、結局8万円しか稼げない!」みたいなことがありえます。
精一杯時間をかけたのに8万円
特に時間をかけずに8万円稼ぐのなら良いのですが、
割と精一杯1ヶ月時間をかけたけど8万円なんてこともあり得ます。
その理由も含めて以下で紹介していきます。
駆け出しフリーランスエンジニアが月収8万円以下になる理由
上で紹介した事態が起こってしまう理由11選を紹介します。
クラウドソーシングに片っ端から登録
【フリーランスデザイナー/エンジニアしていて無駄だった努力①】
✔️マイナーなクラウドソーシングサイトにも登録
→案件が少なすぎ or クラウドワークスの回し者案件が多い— ふる (@guutenx) August 10, 2018
マイナーなクラウドソーシング案件は、有名クラウドソーシングと全く同じ案件が出されていたりします。
同じ人がどちらにも出しているという感じです。
なので、マイナーな方で「良い案件なのに競合が少ない!」と思っても、
他のクラウドソーシングにも案件を出しており、結局競合も多く受注できないというパターンがあります。
マイナーな方は、多分依頼者も「保険」的な感じで出しているだけだと思うので、受注できる確率も低くなる気がします。
なのでクラウドソーシングに登録しまくらなくてOKです。
クラウドソーシングに応募しまくる
✔️クラウドソーシングで案件応募しまくる
→20件応募して受注は格安案件1件のみ。新規参入者に圧倒的に不利なので早く直営業しましょう— ふる (@guutenx) August 10, 2018
このブログでは何度も言っていますが、クラウドソーシングはやめたほうが良さそうです。
例えば、クラウドソーシングで受注した案件では、時給200円労働とかザラです。
私が独立したばかりの頃は、ホームページのデザインとコーディング込みのWordPressサイト制作で1.2万円というものを受注しました。
普通10倍以上の価格で受注するような案件です。
「フリーランスは低単価で案件数をこなす」よりも、「良いクライアントと適切な価格で受注した案件をしっかりとこなす」方が、消耗しないです。
詳細な理由は以下の通り。
友達価格で安売りする
初案件ならまだしも、フリーランスになって数ヶ月経っても、あまり自分を安売りしないようにしましょう。
例えば、
- 友達のHP制作を無料で行う
- 友達だから普通の案件より半額くらいに安くする
- 友達のHPを格安で制作する・その代わりに誰か紹介してもらう
最後については無料で制作したけど、紹介してもらえないこととか普通にあり得るので注意。
人を簡単に信用してはいけません。
単価を上げられない
正直Web制作のフリーランスは営業が1番の売上の決めてと行っても過言ではないです。
- スキルが高い人が難しくて単価の低い仕事をする
- スキルの低い人が簡単で単価の高めな仕事をする
と言うこともあります。
なので、自分の売上が低すぎると思ったら、営業方法を鑑みるのも大事です。
もちろんやり慣れた方法の方が最初は楽だと思うのですが、新しい方法に変えるだけで売上がぐんと上がることがあります。
営業方法については以下の記事を参考にどうぞ。
超低単価を要求するクライアントは地雷
よく「単価を上げるのは気が引ける」と言う人いますが、単価を上げないと一生ブラック社畜です。
さらに超低単価でしか取り合ってくれないクライアントは往往にしてトラブルを起こしやすかったりします。
それだけフリーランスエンジニアを下に見ている、あなたの労働に金を払う価値がないと思っているので、クレームも多くなる可能性もあります。
また、そのようなクライアントはより低単価な人を探しているので、すぐにより低単価な新しい駆け出しエンジニアを採用して、自分は捨てられる可能性があるので、
単価を上げたら「じゃあもう頼まない」といってくるようなクライアントとは関わらなくてもOKだと思います。
自分を安売りしないためにできること
- 付加価値をつける(+デザイン、+SEO、+イラストや動画制作など)
- 営業先をレッドオーシャンから変える
- スキルレベルを上げる
やりとり・営業に時間がかかる
Web制作でフリーランスをすると「コードを書くこと」以外のことの方が大変です。
マルチタスクなので、
- 今できること
- クライアント待ちなこと
があり、一つの仕事を一気に仕上げてスッキリすることができません。
例えばデザインデータに不備があったりクライアントとの確認すべき部分があり「どうすべきかクライアントとのやりとりに時間がかかって作業が進まない」ことがあります。
他には、
- 来月分の仕事を今月中に探さなければならない、
- 先月分に納品したものをチェックされている検収段階で、修正依頼が今月くる
など先月、来月分の仕事もやらなければならないことも。
エンドレスでデザイン変更
「デザイン案何個まで」などといった、取り決めも決めていないことで、エンドレスでデザインの変更依頼が来て対応し、時給200円とかになるパターンもあります。
クラウドソーシングの営業時間や、クライアントとのやりとりも時給換算したら、さらに酷いことになります。
- 最初にきちんとデザインは何案までか取り決めをする
- 決めていないとしてもクライアントと交渉を全くせず全て従うことはやめる
というように気をつけましょう。
使わないスキルを勉強する
使わないスキルばかりを勉強して、結局「自分ができる案件が広がらない!低単価の案件しかできない!」と言うのは本末転倒です。
フリーランス1年目はいろいろやり方を模索する時期だと思うのですが、その中でも常に何が重要で、何がそうでないかを見極めることが大事です。
勉強しても実務で使わないことやっても、テストに出ないことを勉強するのと同じで本末転倒だと思うからです。
これは実は昔の自分の失敗で、典型例として挙げられるのが、「あまり使わないスキルの習得に時間をかけること」です。
コーディングで使わなかったスキルは以下を参考にしてください。
忙しい自分に酔う
フリーランスは忙しいのが幸せとも言いますが、忙しい自分に酔うのは消耗するのでNGです。
フリーランスで「仕事がなくて暇な状態」=「悪」だと思っており、1ヶ月以上1日も休まず作業して、ノイローゼになることも。
また、案件が複数あると、どうしてもマルチタスクになり、集中できず、混乱して、常に焦って疲れます。
1ヶ月たったくらいに「休みたい!休みたい!休みたい」となってしまうと思うので注意です。
Twitterしすぎる
Twitterはかなり中毒性があり、一度気になると、まじで集中力がなくなります。
「20分おきにTwitterを見る」などはザラですし、渾身のツイートに「いいね」が少ないと、少し落ち込むなど、無駄に消耗したりします。
記録用に毎日つけてるだけとかなら良いと思いますが、あまり交流を持ち過ぎると面倒な人に絡まれたりするので注意です。
あと、#駆け出しエンジニアと繋がりたい のハッシュタグをつけている人に対して、
- DMで怪しい誘いが来る(マルチ勧誘?)
- 怪しいプログラミングスクールからの勧誘
- 不快なメッセージが送られてくる
- 引用リツートで嫌味言ってくる
とかもあり得るので、気をつけましょう。
節約しすぎて生産性下がる
駆け出しフリーランスのときは、節約する人が多いと思います。
貯金があっても安定した収入がまだないため。
「とにかく節約を心がける」ために、自分を消耗させて、生産性の下がる行動をするのは気をつけましょう。
私が駆け出し時代に行って後悔した行動は
- 節約するために、夜行バスを使ったり乗り継ぎが多いルートで移動して次の日1日ダウン
- 移動にローカルのバスを長時間待って使って消耗(@バンコク)
- 電車代を節約するために移動は徒歩。排気ガス・PM2.5を吸いすぎて頭痛(@バンコク)
- コスパ良いけど不健康そうな食べ物中心の生活(@バンコク)
その時間で稼げば良いので、自分が消耗するような節約をするのはやめれば良かったです。
情報商材の売上に頼る
情報商材って何?
「情報商材」はnoteとかサロン運営で、他人にノウハウを教えることなどのことです。
情報商材というのは、買う人にメリットがあれば良いと思います。
ただし、例えばフリーランス数ヶ月くらいのスキルがあまりないまま「その情報を売る」ことに「売上を頼る」のはオススメしませんx。
情報商材屋で終わる
スキルがないまま、情報も大したことのないnote販売に頼るのはオススメしません。
言うまでもなく買う側にもデメリットはありますが、本人にデメリットがあります。
数か月程度で得た経験とスキルを売り出しても、自分より成果を出す人がどんどん出てくるので追い抜かされます。
その人が自分と同じように情報を売ったら、情報商材の売上でも顧客を奪われる可能性が高いです。
それに売上を頼ることで、結局本人の成長もどんどん鈍感していきます。
また、買った人からクレームが来る可能性もあります。
ニャンニャン
駆け出しフリーランスエンジニアの失敗まとめ
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